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2024年06月19日

初回投与後より生じた抗体薬物複合体enfortumab vedotinによる皮膚障害

いるかです。

2023031658
初回投与後より生じた抗体薬物複合体enfortumab vedotinによる皮膚障害
Author:早川 道太郎(東京歯科大学市川総合病院 皮膚科), 馬場 裕子, 河野 通良, 高橋 愼一
Source:日本皮膚科学会雑誌(0021-499X)132巻12号 Page2689-2694(2022.11)

著者版原稿を提供していただきました。

エンバーゴが設定されていないため、登録します。(2024.06.19)
posted by irucaa at 11:39| トピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Allergic Contact Stomatitis Caused by (Meth)acrylates in a Gingival Protection Product Used During Teeth Whitening

いるかです。

Hayakawa M, Baba Y, Kouno M. Allergic Contact Stomatitis Caused by
(Meth)acrylates in a Gingival Protection Product Used During Teeth Whitening.
Dermatitis. 2024 Jan-Feb;35(1):96-98. doi: 10.1089/derm.2023.0180. Epub 2023 Aug
24. PMID: 37615620.

著者版原稿を提供していただきました。

https://home.liebertpub.com/open-access/policies-and-faqs/135

エンバーゴが設定されていないため、登録します。(2024.06.19)
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2024年06月05日

Efficacy and safety of transcatheter arterial embolization of omental artery aneurysm: A single-center experience

いるかです。

Nozawa Y, Ono S, Hasegawa Y, Igarashi T, Kusada S, Arahata K, Nakamura K,
Ikeda K, Hasegawa H. Efficacy and safety of transcatheter arterial embolization
of omental artery aneurysm: A single-center experience. Asian Cardiovasc Thorac
Ann. 2024 Mar;32(2-3):107-115. doi: 10.1177/02184923241229117. Epub 2024 Feb 1.
PMID: 38303120.

著者版原稿を提供していただきました。

https://uk.sagepub.com/en-gb/asi/journal-author-archiving-policies-and-re-use

エンバーゴが設定されていないため、登録します。(2024.06.05)
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2024年05月31日

Dentigerous cysts suspected the other odontogenic lesions on panoramic radiography and CT

いるかです。

Otonari-Yamamoto M, Nakajima K, Sato H, Wada H, Matsumoto H, Nishiyama A,
Hoshino T, Matsuzaka K, Katakura A, Goto TK. Dentigerous cysts suspected the
other odontogenic lesions on panoramic radiography and CT. Oral Radiol. 2024
Apr;40(2):319-326. doi: 10.1007/s11282-023-00732-4. Epub 2024 Jan 2. PMID:
38165531.


著者版原稿を提供していただきました。

https://authorservices.wiley.com/author-resources/Journal-Authors/licensing/self-archiving.html

2025年4月頃に登録します。(2024.05.31)
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2016年11月01日

オカジマ・フォリア・アナトミカ・ヤポニカよりご連絡いただきました

Okajimas Folia Anatomica Japonicaの機関リポジトリ登録方針について、オカジマ・フォリア・アナトミカ・ヤポニカに問い合わせました。

・機関リポジトリへの登録を許諾する
・登録するファイルはホームページ掲載のPDFファイル
・登録・公開する時期はいつでも良い
・登録希望論文ごとの許諾は不要

ありがとうございました。(2016.11.01)
posted by irucaa at 18:24| トピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月14日

硬組織再生生物学会よりご連絡いただきました

いるかです。

Journal of Hard Tissue Biologyの機関リポジトリ登録方針について、硬組織再生生物学会に問い合わせました。

・機関リポジトリへの登録を許諾する
・登録するファイルはホームページ掲載のPDFファイル
・登録・公開する時期はいつでも良い
・登録希望論文ごとの許諾は不要

ありがとうございました。(2016.01.14)
posted by irucaa at 15:18| トピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月26日

OAW2015 特別企画 口科研・吉成先生インタビュー

いるかです。

Open Access Week 2015 特別企画として、三者連続研究者インタビューを実施いたしました。ラストバッターとして口腔科学研究センターの吉成 正雄 先生にインタビューさせていただきました。

OAW2015 特別企画 口科研・吉成先生インタビュー

oaw2015_03.jpg

(中央)吉成先生、(左)インタビューに同席した手柴さん、(右)石塚さん

吉成先生、ありがとうございました!
posted by irucaa at 14:26| トピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月22日

OAW2015 特別企画 口科研・山口先生インタビュー

いるかです。

Open Access Week 2015 特別企画として、三者連続研究者インタビューを実施いたしました。2番バッターとして口腔科学研究センターの山口 朗 先生にインタビューさせていただきました。

OAW2015 特別企画 口科研・山口先生インタビュー

oaw2015_02.jpg

(中央)山口先生、(左)インタビューに同席した花田さん、(右)阿部さん

山口先生、ありがとうございました!
posted by irucaa at 19:53| トピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月20日

OAW2015 特別企画 口科研・山田先生インタビュー

いるかです。

Open Access Week 2015 特別企画として、三者連続研究者インタビューを実施いたしました。トップバッターとして口腔科学研究センターの山田 好秋 先生にインタビューさせていただきました。

OAW2015 特別企画 口科研・山田先生インタビュー

yamada_1.jpg
(中央)山田先生、(左)インタビューに同席した阿部さん、(右)石塚さん

山田先生、ありがとうございました!
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2012年12月13日

見明康雄先生と森口美津子先生が2012年度硬組織再生生物学会賞を受賞しました

いるかです。

口腔超微構造学講座の見明康雄先生と森口美津子先生が、2012年度硬組織再生生物学会賞を受賞されたニュースが学内広報誌に掲載されていました。

■第21回 硬組織再生生物学会 学術大会
http://www.htbiol.gr.jp/Japanese/5-gakkaisyo/Gakai.html

受賞論文は出版社版の登録が可能なタイトルで、登録の許諾を頂き、
リポジトリに登録しました。

■Immunolocalization of the Factors Related to Wnt Signaling Pathway in Developing Rat Molar
http://ir.tdc.ac.jp/irucaa/handle/10130/2935

見明先生、森口先生、おめでとうございます!
posted by irucaa at 18:05| トピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月26日

【OAW2012 特別企画】突撃!となりの研究室 オーラルメディシン・口腔外科学・片倉先生

いるかです。

OAW(国際オープンアクセス週間)5日目の今日は、市川総合病院 オーラルメディシン・口腔外科学・片倉先生の研究室に伺い、お話を聞いてきました。

1.オープンアクセスを実現する場合、オープンアクセス雑誌とリポジトリ登録可能な雑誌のどちらを選びますか?またその理由を教えてください!
理想としては、オープンアクセスな雑誌に投稿したいと考えます。オーラルメディシンは歯科だけではなく、歯科衛生士、看護、医科全般に及ぶ内容が多いので、なるべく多くの人に読んでもらいたいと思っています。ただし現状では、雑誌のネームバリューや内容を第一基準として投稿雑誌の候補を選び、その中から投稿先を選ぶ際の判断材料のひとつにオープンアクセスがあると考えています。

2.現在取り組んでいる研究のことを教えてください!
既存の研究のうちの1つは口腔粘膜の免疫の研究です。金属アレルギーや自己免疫疾患の口腔粘膜での免疫反応、感作についての研究を、皮膚科の高橋教授と合同チームで行っています。口腔粘膜は様々な物資と接触し、また、角化細胞の代謝が早いため抗原抗体反応で攻撃されやすく、全身的な病気の初発症状が出やすいところです。そのため、口腔粘膜の研究では免疫の研究が重要になります。摂食嚥下の研究も行っています。口腔機能の訓練だけではなく、脳のミラーリングという新しい機能を使って視覚から脳神経を賦活し、さらに反射を使って摂食嚥下機能を賦活するというものです。
新しい研究として、メタボローム解析を使用した研究も始めています。4〜5年前から、唾液中のバイオマーカーで口腔がんの早期診断する、つまり見てわかる状態になる前の小さいがんを発見するという研究をしています。この研究を今後も継続・発展させていくためにメタボローム解析を使用しています。メタボローム解析を使えば、1つのがんの解糖系が一気に分析できます。口腔がんだけではなく消化器がんにも応用できるので、唾液中のバイオマーカーから膵臓がん、肝臓がんなどの比較的見つかりにくいがんを、歯科の分野から発見できないかと考えています。

3.今後、どの分野の方と研究したいですか?
市川総合病院は他のキャンパスでは知り合えない先生方がたくさんいるので、なるべく多くの科と関連したテーマで研究を計画したいと思っています。それが市川総合病院の中にオーラルメディシンの講座がある意味だと思いますし、他の大学に無いオンリーワンの研究ができると思っています。

4.講座の方に伝えていることを教えてください。
医局員に伝えていることは、仕事は楽しくしよう、チームワークを大切に、アカデミックにやろうということと、白衣の前は閉めましょうということです(笑) 臨床が中心の病院の中に存在しますが、オーラルメディシンは大学の中の講座です。大学人としての研究マインドは、研修医をはじめとする全ての医局員に持っていてほしいのです。また、アカデミックに研究するためには文献を調べることが重要です。科学的なことを発言するときには、きちんと調べてから発言する。疑問に思ったら自分で調べて解決する。そのために図書館がある、と伝えています。

5.移転後(今後)の図書館への希望はありますか?
千葉校舎の蔵書全てを水道橋校舎へ移動することはできないと思います。オンラインで見られるものもありますが、やはり紙媒体で見ないとわからないこともあります。そのため、どのキャンパスにどの資料があるのかわかりやすくしてほしいですし、それぞれのキャンパスで所蔵している文献の相互利用がもっと便利になるといいと思います。それから、図書館の使い方をもっとアピールしてほしいです。また、学生が水道橋キャンパス周辺の他大学の図書館を自由に利用できるような相互利用の大学間協定が結べたらいいですね。教養課程の学生は勉強の幅が広がると思います。

記事掲載用(圧縮済).JPG
(右)片倉先生、(左)インタビューに同席した狩野さん




5日間連続インタビューも今日が最終日。これにて「突撃!となりの研究室」企画は終了です。インタビューにご協力くださった先生方、ありがとうございました!

そして、毎日読んでくださったみなさま、ありがとうございました!

今後とも東京歯科大学学術機関リポジトリをよろしくお願いします。

posted by irucaa at 17:30| トピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月25日

【OAW2012 特別企画】突撃!となりの研究室 衛生学・松久保先生

いるかです。

OAW(国際オープンアクセス週間)4日目の今日は、我らが図書館長でもある衛生学・松久保先生の研究室に伺い、お話を聞いてきました。

1. オープンアクセスを実現する場合、OA雑誌とリポジトリ登録可能な雑誌のどちらを選びますか?
リポジトリ登録可能な雑誌に投稿します。
日本の雑誌でOAが進まない理由には、日本の学会がOAについての認識が少ないことが挙げられると思います。学会会費は雑誌の印刷と作成のために多く使用されるので、学会誌に発表した研究成果は多くの人に見てもらえる様に、電子ジャーナル化してOAにするのが良いと思います。電子ジャーナルとすれば、印刷費用も浮きます。

2.本学のリポジトリについては、どのようにお考えですか?
衛生学講座では2003年から講座のAnnual Reportを本学リポジトリに登録していますが、学内外にもっとOAやリポジトリ登録の意義を広める必要があると思います。例えば、県や市などから依頼を受けて、共同で歯科に関する調査を行う機会がありますが、調査の報告書は冊子体にまとめられるものもあれば、予算の関係で冊子にしないものもあります。つまり、調査結果やデータが公開されない場合があるのです。公共機関として広く公開すべき情報、公開すると役立つ情報があるので、大学として調査結果をリポジトリに登録することで公表出来たら良いと思っています。ただ、調査報告書などの著作権は依頼元の自治体にあるので、こちらからデータをリポジトリに登録して公表したい旨を伝え、理解してもらうことが出来れば実現可能だと考えています。

3.先生の日々取り組まれている研究について教えてください!
疫学調査をいくつか行っています。疫学は結果の予測が不可能で、例えば口腔内の病気は「この菌がいたら、この病気が絶対起きる」というわけではなく、生活習慣と深い関わりがあります。現在取り組んでいる調査のひとつは、子供たちの食習慣を調べる公衆衛生活動です。子供たちに食べ物のすき・きらいや行動に関するアンケートを取り、そのデータとむし歯のデータを用意して、日々の行動が口腔内でどういう病気を起こすか、という関連を調べる事が出来ます。ミュータンス菌が多い子供はむし歯が多いわけですが、例えば、朝ごはんを食べない子供はむし歯が多い、というような結果が出たりします。(いるか、びっくり!)
このような結果から「朝ごはんを食べない」からむし歯になるわけではなくて、「朝ごはんが食べられなくなる」というライフスタイルや食事の時間が一定ではない、などのリスク因子が見えてきます。このような調査は、学校歯科医などに伝えて保健指導に役立てられますし、動物実験などでは分からない「人のくらし」に関することが見えるので面白いと思っています。

また大人に関することとしては、今後多くの人に歯周病の予防処置を受診してくれるような取組を行いたいと考えています。例えば糖尿病「予防」のために内科を受診する人はいないと思いますが、歯の病気は「予防」することが出来ます。歯医者と聞くと、多くの人は「ギーー!」という音や痛い思いをするイメージがあるかもしれませんが、そうではなくて疾患が予防出来ない病気(例えば歯周病など)の予防処置を定期的に受けに行くと、歯周病は初期段階からかなりコントロール出来ます。そのような取り組みを水道橋キャンパス移転後に行いたいです。

4.図書館のキャンパス移転について展望を教えてください。
図書館長としては、図書館が情報を発信する情報センターになってほしいと思っています。水道橋病院が高度先進歯科医療センターとなるので、そこに行けば最新の歯科医学情報が全部そろう、また大学の先進的研究や教育内容も分かるし発信できる、そんな「歯科医学情報センター(Centre of Dental Informatics)」を目指したいと考えています。

松久保先生
(左)松久保先生、(中央)インタビューに同席した石塚さん、(右)鎌田さん

松久保先生、ありがとうございました!

明日はいよいよ最後のインタビューです。お楽しみに!



posted by irucaa at 11:40| トピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月24日

【OAW2012 特別企画】突撃!となりの研究室 有床義歯補綴学・上田先生 山田先生

いるかです。

OAW(国際オープンアクセス週間)3日目の今日は、若手(?)研究者の有床義歯補綴学・上田先生と山田先生の研究室に伺い、お話を聞いてきました。

1. オープンアクセスを実現する場合、オープンアクセス雑誌とリポジトリ登録可能な雑誌のどちらを選びますか?
 自分の研究分野の雑誌で出来るだけインパクトファクターが高いものに投稿したいと考えているので、あまりオープンアクセスかどうかを考えては投稿していません。投稿した雑誌が、たまたまリポジトリ登録可能だというのが現状です。それなりに名前が通っていて、自分の投稿の範疇に入りそうなオープンアクセス雑誌はまだ少ないですし、オープンアクセスとするのにお金も必要になります。

2.リポジトリは無料でオープンアクセスを実現出来ますが、出版社版原稿ではなく著者版原稿が登録可能という場合が多いと思います。その点については、いかがお考えですか?
 論文を執筆する観点でいうと、著者版原稿の方が出版社版原稿よりも情報量が多いと思います。読み物としては、出版社版原稿の方がまとまっていて読み易いのですが、ある雑誌に投稿しようとした際に原稿の書式や余白、Figureの大きさなども編集される前の原稿なので読み解くことが出来ます。出版社版原稿は購入すると手に入りますが、著者版原稿は著者が提供しない限り見ることが出来ません。本来の投稿者の思いは著者版原稿に顕われています。ですが、編集の段階でカットされたり訂正されたり、レビューの過程が出版社版原稿と見比べることから分かるので面白いのです。私もリポジトリに何点か論文を登録していますが、Accept原稿のサンプルとしても使ってもらえると思っています。

3.オープンアクセス雑誌そのものについては、どのようにお考えですか?
オープンアクセス雑誌は、今後発展してほしいと思います。オープンアクセスはサイエンスの本質ですし、研究者として出来るだけ自分の成果を広めたいという思いがあります。ある特定の雑誌に投稿すると、その出版社の営利活動を助けることになりますが、オープンアクセスであれば、例えば公的な研究費・補助金などで行った研究の場合には無料で公開出来るので理にかなっていると思います。投稿する側としては、多くの人に見てもらいたいのでオープンアクセスにしてほしいと思いますが、資金、インフラ整備が課題になるかと思います。 

4.先生の日々取り組まれている研究について教えてください!
インプラントのチタン表面に軟組織(歯肉や皮膚)をくっつけるための表面の開発をしています。
また、ひとつの生体材料に色々な機能を付与した多機能材料を「スマートマテリアル」と呼びますが、ある複合物を使った、それが骨に対する生体材料に多機能性を付与することが出来るのではないかということで、化合物を使った骨生体材料のスマートバイオマテリアル化についての研究も進めています。

5.移転後の図書館について何かご意見はありますか?
家やコーヒーショップで執筆活動をすることが多いので、早く学外で電子ジャーナルが閲覧出来る様に整備してほしいです。あとは、近隣大学図書館との相互利用を視野に入れてほしいです。

6.ちなみに、冊子体で雑誌をご覧になることはどのくらいありますか?
冊子体を見ることは正直ほとんどありませんが、なくしてはいけないと思います。例えばですが、論文投稿時の戦略として、指導医と相談して、ある雑誌に投稿すると狙いを定めた時に「この雑誌がどういったテーマをどのくらいの割合で扱っているか?」―例えばJDRだとclinical research 半分、basic research半分になるなど―、自分で冊子を見て分析する必要があります。PDF(電子ジャーナル)だと一覧性がないので、初めて投稿する雑誌については図書館に行って冊子体をぱらぱらと見ることになります。
商業誌は、電子ジャーナルだと見ない、というか冊子体の方が良いです。アクセスの仕方の違いだと思いますが、学術論文の場合は「雑誌が見たい」というよりは「この論文が読みたい」ということの方が多く、雑誌を最初から最後まで読むことはまずありません。その雑誌がどんな雑誌なのか?ということを掴むには冊子体は有効ですが、目次を観てトレンドを見るという読み方を今はしません。しかし商業誌は週刊誌のような感覚で、国内のトレンドやトレンドメーカーを知るためにぱらぱらと目的なく読みます。

P1090210.JPG
(左下)上田先生(右下)山田先生(左上)インタビューに同行した鎌田さん(右上)石塚さん


上田先生、山田先生、ありがとうございました!

明日、インタビューに登場するのは誰かな?お楽しみに。


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2012年10月23日

【OAW2012 特別企画】突撃!となりの研究室 物理学・望月先生

いるかです。

OAW(国際オープンアクセス週間)2日目の今日は、物理学の望月先生の研究室に伺い、お話を聞いてきました。

望月先生は今年4月に開校した、さいかち坂校舎勤務で主に1-2年生の授業を担当。教務副部長でもあるんだ。

1.オープンアクセスを実現するなら、リポジトリ登録可能な雑誌に投稿しますか?そもそもオープンアクセスな雑誌に投稿しますか?
リポジトリ登録可能な雑誌に投稿します。私の研究分野では、arXivと呼ばれるデータベースがあり、研究者は誰でも無料でそこに投稿することが出来、また、投稿されている論文を無料で読むことができます。そういう意味で私の研究分野ではオープンアクセスであることの意味は比較的薄く、雑誌にはむしろ「信頼性」が求められています。そして、現状では私の研究分野の信頼性のある雑誌はオープンアクセスではない場合がほとんどです。また、本学には物理学分野の雑誌所蔵がほとんどありませんが、arXivを利用することで、ほとんど事足りています。arXiv以前の古い文献の入手はILLを利用したり、千葉大学などの図書館の蔵書(紙媒体)を利用したりすることも多いです。

2.現在取り組んでいる研究のことを教えてください!
量子力学といって非常に小さいものを扱うときに必要となる物理学の分野があります。量子力学は20世紀前半に生まれ、現在までに数多くの実験で確かめられているだけでなく、ITなどの技術の基となっているものです。そういう意味で量子力学の正しさは疑いようがないのですが、一方でその基本となる部分に哲学的とも言える大きな問題をいくつか抱えています。私が現在これらの問題に取り組んでいる、というのはとてもおこがましいのですが、少しでも貢献できるところがないかと悪戦苦闘しています。

3.さいかち坂校舎図書室への希望はありますか?
学生の利用率を高めるために、学生の希望をくみ取りそれに答えていくという事は大切なことだと思います。しかし、それだけではなく、あまり利用されることがなかったとしても「良い本」をそろえることもまた重要だと考えます。最近では本の購入はもっぱらネットで、という学生も多いのではないでしょうか。ネットでの購入は便利な反面、他の本の背表紙を見ることがありません。いろいろな本の存在を知り、いつか機が熟したときにそれを手に取る事ができる場所としての図書館も大事にしたいものです。

掲載用写真.jpg
(右)望月先生(左)インタビューに同席した阿部さん

望月先生、ありがとうございました。

明日はどの先生に話を聞こうかなー。お楽しみに♪


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2012年10月22日

【OAW2012 特別企画】突撃!となりの研究室 微生物・石原先生

いるかです。

今週は、国際オープンアクセスウィーク(OAW)ということで図書館を飛び出して、OAについて先生方にインタビューしようと思います!

OAW1日目の今日は、微生物学講座 石原 和幸 先生の研究室にお邪魔して、お話を聞いてきました。

1. オープンアクセスを実現する場合、OA雑誌とリポジトリ登録可能な雑誌のどちらを選びますか?
同じ研究をしている人が読む雑誌に投稿します。
雑誌を先に選ぶのではなく、論文の内容に合わせて投稿する雑誌を選びます。OAの雑誌は現在3誌(PLOS, BMC, Hindawi)に投稿する事に決まるかと思いますが、結果的にリポジトリ登録可能な雑誌の方を選ぶ傾向があります。

2. リポジトリへの登録許可は外国雑誌が多く、国内雑誌は非常に少ない状況ですが、その点についてどう思われますか?
投稿者の多くが国内雑誌を最初から視野に入れていないと思います。
本学の方針でも英文誌へ投稿するという必要性があるので、国内雑誌への投稿自体が少ないです。Original articleについてはどの国内雑誌についてもカウントされません。そのような状況にあるので、リポジトリ登録に国内雑誌が寛大でないのは気になりません。国内雑誌の場合、頼まれたら総説を出すぐらいでOriginal articleは出しません。リポジトリの論議以前に投稿自体が国内雑誌ではなく、外国雑誌へということになります。

3.オープンアクセスを実現して行くための課題についてご意見をお聞かせください。
リポジトリは図書館が管理していてアーカイブが保障されますが、OA雑誌は今後、アーカイブ量が膨大になった時にアーカイブが保障されるのか、疑問です。
PLOS ONEの投稿料20万円は高いです。昔は別刷を100部ぐらい頼むとそのくらいの料金になりましたが、現在はPDFで入手できるので普通は5〜6万円の投稿料で済みます。現在、OA雑誌については問題が少ないかもしれませんが、今後、投稿料が値上がるというような状況の変化はあると思います。

4.先生の日々取り組まれている研究について教えてください!
歯周病の病原性菌がどのように病変を起こしていくか、菌の研究をしています。
歯周病の菌が感染症を起こすことは分かっています。しかし、100%この菌だということまでは分かっていません。菌は数多く800種ほどあり、その中のどの菌が病気と関わるのか、日々研究しています。口腔内は、一生のうち長いスパンで変わります。1日のうちでも物を食べたり、歯磨きをしても変わり、日々変化しています。
病原菌が悪さする仕組みはだいぶ、解明されて来ています。予防方法に近いものは出てきていますが、確実に予防したり、止めたりすることはできませんし、まだ診断もできません。その菌がいるからリスクは高い、という表現はできるけど、この菌により歯周病の確率何パーセントですよ!という予報はまだできないのです。
ですから、その病原性菌の仕組みの研究をしています。

5.図書館のキャンパス移転について何かご意見はありますか?
雑誌の所在がどこであれ、オンラインでアクセスできない1980年代から90年代頃の論文の入手が可能であれば良いです。
1980年代の論文も研究で使います。考察を書く時は、論文をきちんと遡って調べることが多いです。最近では論文の引用者がきちんと論文を読まずに引用している場合が多いので、誤引用率は高いです。読まずにそのまま、引用するとさらに間違いを重ねる可能性があるので、間違わないためには、必ず自分で引用の論文を読みます。古いものに当たる必要がある場合、古いアーカイブがきちんと入手できるかどうかが問題になってきます。
Abstractだけでは本当かどうかわからないケースがあり、本文を読むことが非常に重要になります。昔は文献を探す時、図書館に行って必要な文献を入手できました。当時はそれで良かったのですが、オンラインで文献を入手しようとすると、その場で見れないことが、ストレスとなってしまいます。オンラインで見られる範囲が増えることを期待します。

P1090206.JPG
(右)石原先生、(左)インタビューに同席した鎌田さん

石原先生、ありがとうございました!

明日もお楽しみに。
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2012年09月07日

「丸善 無料公開セミナー「学術情報流通の最新動向」」出張報告

いるかです。

整理係の伴さんが、「丸善 無料公開セミナー「学術情報流通の最新動向」」に参加してきたので、報告してもらいました。

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丸善 無料公開セミナー「学術情報流通の最新動向」
8月3日(金)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

お話しは、6/29での講演と大体似たような内容であったが、非常に分かりやすく、p.pを用いて分かりやすく説明して頂いた。やはり、コンソーシアムによる共同購入が必要であり、それには「購買力」と「交渉力」の強化が必要不可欠であるとのことを再確認した。言うのは簡単でもやるのはなかなか難しいとのことである。昨年発足されたJUSTICEのこれからの活動に注目していきたい。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www.nii.ac.jp/content/justice/news/2012/0806131057.php
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

伴さん、お疲れ様でした。
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2012年07月30日

山田将博先生が第41回日本口腔インプラント学会学術大会 学会奨励論文賞を受賞しました

いるかです。

山田将博先生が、第41回日本口腔インプラント学会学術大会で学会奨励論文賞を受賞されたニュースが学内広報に掲載されていました。

■インプラントニュース 15号
http://www.shika-implant.org/publication/dl/news-015.pdf

受賞者紹介記事(7ページ)にある、アミノ酸誘導体に関する研究成果について書かれた論文は著者版原稿を提供して頂き、リポジトリに登録されています。

■The inhibition of infection by wound pathogens on scaffold in tissue-forming process using N-acetyl cysteine.
http://ir.tdc.ac.jp/irucaa/handle/10130/2535


山田先生、おめでとうございます!
posted by irucaa at 13:51| トピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月10日

リポジトリ登録2000件目 記念インタビュー

いるかです。

東京歯科大学学術機関リポジトリで、提供論文の件数が2012年2月9日に2000件を突破しました。

2000件目のコンテンツは、市川総合病院消化器内科の岸川 浩 先生の論文でした。
これを記念して、岸川 浩 先生にインタビューさせていただきました。

先生が現在行っている研究や機関リポジトリについて、またおススメの本などのお話もうかがいました。
岸川先生インタビュー.PNG

下記URLより、ぜひご覧ください!

■リポジトリ登録2000件目記念インタビュー
http://ir.tdc.ac.jp/irucaa/2000th_interview.jsp
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2012年02月27日

落合宏美先生が平成23年度硬組織再生生物学会賞を受賞しました

いるかです。

落合宏美先生が、平成23年度硬組織再生生物学会賞を受賞されたニュースが学内広報に掲載されていました。


■第21回 硬組織再生生物学会 学術大会 学会賞委員会
http://www.htbiol.gr.jp/Japanese/5-gakkaisyo/Gakai.html


受賞論文は出版社版原稿を提供していただき、リポジトリにも登録しました。

■Dual Nature of TGF-β1 in Osteoblastic Differentiation of Human Periodontal Ligament Cells
http://ir.tdc.ac.jp/irucaa/handle/10130/2612


落合先生、おめでとうございます。
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2011年10月27日

竜正大先生が日本老年歯科医学会優秀奨励論文賞を受賞しました

いるかです。

竜正大先生が日本老年歯科医学会優秀奨励論文賞を受賞したニュースが学内広報に掲載されていました。

■日本老年歯科医学会
http://www.gerodontology.jp/index.html

受賞論文は著者原稿を提供していただき、リポジトリにも登録されています。

■Oral environmental factors affecting number of microbes in saliva of complete denture wearers
http://ir.tdc.ac.jp/irucaa/handle/10130/1505

竜先生おめでとうございます。
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