DSpace
東京歯科大学 | 図書館

2011年11月09日

「私立大学図書館協会総会・研究大会」出張報告

いるかです。

閲覧係の阿部さんが、「私立大学図書館協会総会・研究大会」に参加してきたので、報告してもらいました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
私立大学図書館協会総会・研究大会
9月2日(金)国際会議場 井深大記念ホール
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■筑波大学:宇陀則彦先生
図書館活動については学習支援を第一に考えるべきである。ひいては、受験生へのアピールにもつながる。広報の目玉になることを考えるべき。そのためには情報収集は怠ってはならない。

単なる空間提供ではなく、カリキュラムありきのラーニングコモンズの構築が必要である。そのためにもシラバスを読むなど、大学教育の実態の把握に努めるべき。また、大学生とはいえ、勉強の仕方を知らない生もいるはずであり、だからこそ、教室でない図書館での学習支援もニーズがあるはず。
ex.永田:大学図書館における新しい「場」 http://hdl.handle.net/2237/14577

■明治学院大学:三上耕一氏
図書館として、独自性の模索が必要である。学習支援へのアプローチはそのひとつ。館員参加型で業務の創造性の役割分担をすべき。

■クレオテック:田中康雄氏
全般的に図書館業務は標準化しやすいので、委託もしやすいと言える。一方でレファレンスの標準化は難しい。大学からの業務の丸投げということでなく、ベストモデルの構築を目指しており、そのための業務評価システムを構築中である。学園情報の共有が大切であり、大学や図書館の事業方針に沿った事業方針が必要。

■お茶の水女子大学:羽入佐和子学長
図書館は大学の中で唯一アカデミックな公共の場であり、図書館は様々な部局をつなぐハブ的役割を担うべきである。大学当局との交渉においてはストーリーを考えることが重要である。

■文科省:丸山修一氏
過去から現在の審議のまとめについて、頻出のキーワードは「人材育成」である。ラーニングコモンズについては、定義が曖昧だが、確立すると画一的になる恐れもあるので注意が必要。
---
それぞれの立場から図書館に対するコメントをいただいたわけですが、図書館の将来へのヒントが多く散りばめられていたと思います。図書館だけで完結するのではなく、教員、学生、他部署と有機的に連携することで、図書館がなくてはならない存在感を出すことができるのではないかと感じました。そのためにも、大学で行われている事業やビジョンを理解、把握する必要があると思いました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www.jaspul.org/event/soukai2011_siryo.pdf
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

阿部さん、お疲れ様でした。
posted by irucaa at 15:38| 出張報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする